はじめてのホームページ HTMLとCSS

01のはじめてのホームページHTMLとCSS編では、エディタに文字にマークアップ言語であるHTMLを設定しました。タイトルにはタイトル要素のh1を、文章には段落要素の<p>をマークアップしています。今回は、デザイン担当のCSSを設定します。
フォルダ・ファイルを作成
お使いのエディタを開き、練習フォルダに直下に、index.htmlというファイルを作ってください。1回目のファイルのまま使っていただいてもOKです。
マークアップされているHTMLにCSSを設定
内部スタイルシートを使ってHTMLにCSSを設定してみましょう。内部スタイルシートは、HTMLファイルの中にCSSを書く方法です。簡単にスタイルシートを試したい場合に便利です。
なお、一般的にウェブサイトでは、CSSを別ファイルに書く外部スタイルシートが使われます。基礎講座では、ファイルが変わると理解しにくい点も出てくるので、便宜上同じファイル内に記述しています。
外部スタイルシートについては、別の講座で解説しますので、今回は内部スタイルシートを練習してみましょう。

内部スタイルシートの書き方
HTMLの <title>
要素の下に、<style>
要素を追加してCSSを書きます。
コード例:内部スタイルシートを使ってみよう
以下のコードを模写して、実際に手を動かしてみましょう。
<!DOCTYPE html> <html lang="ja"> <head> <meta charset="UTF-8"> <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0"> <title>内部スタイルシートの練習</title> <!-- 内部スタイルシート --> <style> body { background-color: #f0f8ff; /* 背景色を薄い水色に設定 */ color: #333333; /* 文字色を濃いグレーに設定 */ font-family: Arial, sans-serif; /* フォントを指定 */ } h1 { color: #ff6600; /* h1の文字色をオレンジに設定 */ text-align: center; /* 文字を中央揃えに */ } p { font-size: 16px; /* 段落の文字サイズを16pxに設定 */ line-height: 1.6; /* 行間を少し広く */ } </style> </head> <body> <h1>内部スタイルシートの練習</h1> <p>このページでは、内部スタイルシートを使ってCSSを設定しています。</p> <p>スタイルシートはHTMLの中に[style]タグで書きます。</p> </body> </html>

コードの解説
<style>
タグ- CSSのコードは
<style>
タグで囲みます。 <style>
タグは、HTMLファイルの<head>
セクション内に書くのが基本です。
- CSSのコードは
- CSSの設定例
body
タグ:背景色や文字の色、フォントを指定しています。h1
タグ:見出しの色をオレンジにし、中央揃えにしています。p
タグ:段落の文字サイズや行間を設定しています。
- コメントの書き方
CSS内では/* コメント */
でコメントを書きます。コードの説明やメモに使えます。コメントは、ショートカットキー ctrl(command) + / を使います。
CSSプロパティについて
HTMLファイル内にCSS(スタイルシート)を記述する場合は、<style>
要素を使います。<style>
要素の設置場所は、<head>
要素内で、一般的には<title>
要素の下に記述します。
colorプロパティ
colorプロパティは、文字の色を変更するために使うCSSのプロパティです。
このプロパティを使うことで、要素内のテキストの色を自由に設定できます。
色の指定方法
16進数カラーコード
#ff6600
のように#
から始まる6桁のコードで色を指定します。- 例:
#ff0000
(赤)、#00ff00
(緑)、#0000ff
(青)
色名
red
、blue
、green
などの基本的な色名も使えます。- 色名は簡単ですが、細かい色の調整には16進数の方が便利です。
<!DOCTYPE html> <html lang="ja"> <head> <meta charset="UTF-8"> <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0"> <title>colorプロパティの練習</title> <style> h1 { color: #ff6600; /* 文字色をオレンジに設定 */ } </style> </head> <body> <h1>colorプロパティで文字色を変更</h1> </body> </html>

backgroundプロパティ
backgroundプロパティは、要素の背景に関するスタイルを指定するために使うCSSのプロパティです。
このプロパティを使うことで、要素の背景色や背景画像などを設定できます。
具体例:h1要素の背景色を変更
以下の例では、h1
要素の背景色を薄いグレーに設定しています。
<!DOCTYPE html> <html lang="ja"> <head> <meta charset="UTF-8"> <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0"> <title>backgroundプロパティの練習</title> <style> h1 { background-color: #f0f0f0; /* 背景色を薄いグレーに設定 */ color: #ff6600; /* 文字色をオレンジに設定 */ } </style> </head> <body> <h1>background-colorで背景色を設定</h1> </body> </html>

backgroundプロパティの便利な点
background
プロパティでは、背景色、背景画像、背景の繰り返し設定を1つにまとめて指定できます。
body { background: #f0f8ff url("background.jpg") no-repeat center center; }
#f0f8ff
:背景色url("background.jpg")
:背景画像no-repeat
:背景画像を繰り返さないcenter center
:背景画像の位置(中央に配置)
body要素に背景色を入力
cssを追加する際は、style要素内に追記できます。HTMLではh1要素よりbody要素が上にあるので、CSSもそれに習って上に追記しましょう。
<style> body{ background-color: #ffffe0; } h1 { color: #ff0000; background-color: #23b8d3; } </style>
下記のコードにCSSを追加してみよう!
HTMLのマークアップ済みファイルを使って<style>から</style>までの指定箇所にCSSを追加してみましょう。カラーコードがわからない場合は、こちらのページをご参照ください。

<!DOCTYPE html> <html lang="ja"> <head> <meta charset="UTF-8"> <title>エコロジー&環境問題 </title> <style> /* ここにCSSを追加してみましょう */ body { /* 背景の色を薄い黄色にしましょう */ } h1 { /* 背景の色をブルーにしましょう */ /* 文字の色を赤にしましょう */ } </style> </head> <body> <h1>ECOLOGY 【エコロジーへの取り組み】</h1> <p>エコロジーや環境問題への関心は、年々高くなっています。Computer Technology Groupsでは早くからエコロジーの研究に取り組んできました。自然エネルギーの活用もすすめており、二酸化炭素(CO2)の排出量を減らす努力もしています。専門家の招致、育成にも努め、来春には環境研究施設を設立する予定です。 </p> <p>また、紙やプラスチック、コンピューター・パーツのリサイクルにも力を入れ、あらゆる面での活動をひろげています。リサイクル商品のラインナップも豊富で、オンラインのショッピングコーナーではもちろんのこと、各地域のリサイクルセンターでもお買い求めいただけます。 </p> <p><small>Copyright (C) Computer Technology Groups. All rights reserved</small></p> </body> </html>
次の講座:はじめてのホームページ HTMLとCSS 03 に移動
