00 レスポンシブホームページ講座 (検証ツール)

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レスポンシブホームページ制作講座の概要

今回のレスポンシブホームページ制作講座は、その基本概念と考え方について学ぶ初回講座です。レスポンシブとは何か?

  • スマートフォン、タブレット、パソコンなど、異なるデバイスの画面サイズに対応できるデザインのことです。
  • HTMLは一つで統一し、CSSを利用してデザインを可変させるのが特徴です。

初回は、Google Chromeの「デベロッパーツール(開発者ツール)」を使いこなす方法を学びます。デベロッパーツールは、レスポンシブデザイン講座を進める上で必須のツールです。ここでしっかり使い方を覚えていきましょう。

Chrome検証:デベロッパーツールを覚える

デベロッパーツールって何ですか?

デベロッパーツールは、開発者向けの便利なツールのことです。最初はMozilla FirefoxのFirebugというプラグインとして登場し、その後Chromeや他のブラウザにも標準機能として搭載されるようになりました。このツールを使うと、コードの検証やデザインの確認が簡単にできますよ

なるほど!じゃあ、コードの検証って何ですか?プログラムのエラーを探すことですか?

そうですね。その一つです。ただ、デベロッパーツールの検証では、HTMLに適用されているCSSやユーザーエージェントスタイルシート(ブラウザ独自のデフォルトスタイル)の確認が主な用途です。また、CSSの上書きがどう反映されているかもリアルタイムでチェックできます。

デバイスの切り替えって何ですか?

レスポンシブデザインでは、PC、タブレット、スマートフォンなど異なるデバイスでの画面表示を確認する必要があります。デベロッパーツールには、その切り替え機能がついていて、プレビューを簡単に切り替えることができます。

デバイス切り替えの操作方法

  1. デベロッパーツールを開く
    • Chromeブラウザで対象のページを開き、右クリック→「検証」を選択。
    • または、ショートカットキーCtrl + Shift + I(Windows)またはCmd + Option + I(Mac)を使います。
  2. デバイス切り替えモードを有効化
    • デベロッパーツールの右上にある「デバイス切り替えボタン」をクリック。
    • 切り替えモードでは、PC、タブレット、スマートフォンなどの画面サイズを選択してプレビューできます。
  3. カスタムサイズの設定
    • デフォルトで用意されたサイズ以外にも、任意の幅や高さを設定することで、他のデバイスでの見え方を確認できます。

chrome以外でデバイス確認

Chromeのデベロッパーツールは便利ですが、他にもデバイス確認やレスポンシブデザインのテストに役立つツールや拡張機能があります。以下にいくつか紹介します。

サイトベースのデバイス確認ツール

Responsinator

  • 特徴:
    URLを入力するだけで、スマートフォンやタブレットなどの一般的なデバイスでの表示をシミュレーションできます。
  • メリット:
    • 実際のデバイスサイズに近い表示を簡単に確認可能。
    • ダウンロードや設定不要で即利用可能。
  • デメリット:
    • 表示が静的で、デバイス特有の挙動(タッチイベントなど)は確認できない。

Screenfly

  • 特徴:
    URLを入力すると、デスクトップ、タブレット、スマートフォンなどさまざまなデバイスでの見え方を確認できます。
  • メリット:
    • デバイスを細かく選択可能(例えば、iPhone X、Galaxy S20など)。
    • 回転(縦向き・横向き)の確認も可能。
  • デメリット:
    • 表示速度がやや遅い場合がある。

ブラウザ拡張機能

Responsive Viewer (Chrome拡張機能)

  • 特徴:
    Chromeに追加して使える拡張機能。1画面で複数のデバイスのプレビューを同時に確認できます。
  • メリット:
    • 複数デバイスのプレビューを横並びで一括表示。
    • デバイスサイズをカスタマイズ可能。
  • デメリット:
    • 実際のデバイス挙動(ピンチズームやタッチイベント)は確認不可。

Window Resizer (Chrome拡張機能)

  • 特徴:
    ブラウザウィンドウのサイズをワンクリックで変更可能。指定のデバイスサイズで簡単にプレビューできます。
  • メリット:
    • レスポンシブデザインのテストが素早くできる。
    • デバイスサイズを自由にカスタマイズ可能。
  • デメリット:
    • 複数デバイスを同時に表示する機能はなし。

次はメディアクエリの学習です!

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