06 ホームページ基礎講座 CSSで横幅のwidthと線指定

今回は、その指定したsection要素にCSSの横幅指定のプロパティwidthや、線を指定するborderプロパティを使用してCSSのデザイン設定を行います。
目次
HTMLとCSSコードを入力してみよう
幅指定や余白指定のCSSプロパティの練習です。
<!DOCTYPE html> <html lang="ja"> <head> <meta charset="UTF-8"> <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0"> <title>エコロジーと環境問題</title> <style> body { background-color: #ffffe0; font-size: 100%; line-height: 1.8; margin: 0; padding: 0; } article { /* 横幅を指定し、中央揃えに */ width: 600px; border: 1px solid #000000; padding: 2em; margin: 2em auto; background-color: #ffffff; } section h1 { /* セクション内のh1にボーダーを追加 */ border: 1px solid #999; padding: 0.5em; background-color: #f8f8f8; } h1, footer { /* ヘッダーとフッターを中央揃えに */ text-align: center; } footer { margin-top: 2em; padding: 1em 0; background-color: #4CAF50; color: white; } </style> </head> <body> <header> <h1>ECOLOGY【エコロジー】</h1> </header> <main> <article> <header> <h2>基本ポリシー</h2> </header> <section> <p>エコロジーや環境問題への関心は、年々高くなっています。Computer Technology Groupsでは、グループをあげてエコロジー/環境問題に取り組んでいます。環境保全に尽くすだけでなく、その成果や実績を地域に還元することもポリシーとしています。</p> </section> </article> <article> <header> <h2>エコロジーへの取り組み</h2> </header> <section> <p>Computer Technology Groupsでは早くからエコロジーの研究に取り組んできました。自然エネルギーの活用もすすめており、二酸化炭素(CO2)の排出量を減らす努力もしています。専門家の招致、育成にも努め、来春には環境研究施設を設立する予定です。</p> </section> </article> <article> <header> <h2>商品のラインナップ</h2> </header> <section> <p>紙やプラスチック、コンピューター・パーツのリサイクルにも力を入れ、あらゆる面での活動をひろげています。リサイクル商品のラインナップも豊富で、オンラインのショッピングコーナーではもちろんのこと、各地域のリサイクルセンターでもお買い求めいただけます。</p> </section> </article> </main> <footer> <p>Copyright © Computer Technology Groups. All rights reserved.</p> </footer> </body> </html>
基本設定をbody要素で作成
body { background-color: #ffffe0; font-size: 100%; line-height: 1.8; }
background-color: #ffffe0;
: 背景色を淡い黄色(クリーム色)に設定しています。目に優しく温かみのある印象を与えます。font-size: 100%;
: フォントサイズを標準(ブラウザ設定に依存)に設定します。一般的に16px程度が設定されます。line-height: 1.8;
: 行間を1.8倍に広げ、テキストを読みやすくします。
横幅指定のwidth を使用
次にarticle要素を使って、横幅、外枠のborder 、線からの内側余白を指定します。widthプロパティを使うので、横幅が一定の距離で折り返すというところになります。
article { width: 600px; border: 1px solid #000000; padding: 2em; margin: 2em auto; background-color: #ffffff; }
width: 600px;
: コンテンツの横幅を600pxに固定します。border: 1px solid #000000;
: 黒色の1pxの枠線を追加します。padding: 2em;
: 内側の余白を設定し、コンテンツが枠に近づきすぎないようにします。margin: 2em auto;
: 外側の余白を設定し、縦方向に2em、横方向に中央揃えします。background-color: #ffffff;
: 背景色を白に設定し、見やすさを向上させます。
width/marin/padding
幅と高さの指定
width
要素を使って横幅を指定します。- 単位例:
px
(ピクセル)、%
(親要素に対する割合)、em
(フォントサイズに基づく)、vw
(ビューポート幅に対する割合)。 - 使用例:
width: 600px;
→ 横幅600ピクセルに設定。
- 単位例:
height
:要素を使って縦幅を指定します。- 単位例:
px
、%
、em
、vh
(ビューポート高さに対する割合)。 - 使用例:
height: 300px;
→ 縦幅300ピクセルに設定。
- 単位例:
内側の余白(padding
)
paddingは要素内のコンテンツと枠線(ボーダー)の間の距離を指定します。
- 単一指定:
padding: 10px;
→ 上下左右すべて10ピクセル。- 単位例:
px
(ピクセル)、%
(親要素に対する割合)、em
(フォントサイズに基づく)、vw
(ビューポート幅に対する割合)。 - 使用例:
width: 600px;
→ 横幅600ピクセルに設定。
- 単位例:
- 個別指定:
- 単位例:
px
、%
、em
、vh
(ビューポート高さに対する割合)。 - 使用例:
height: 300px;
→ 縦幅300ピクセルに設定。
- 単位例:
外側の余白(margin
)
要素の外側にある余白を指定します。
- 単一指定:
margin: 10px;
→ 上下左右すべて10ピクセル。個別指定:- 単位例:
px
(ピクセル)、%
(親要素に対する割合)、em
(フォントサイズに基づく)、vw
(ビューポート幅に対する割合)。 - 使用例:
width: 600px;
→ 横幅600ピクセルに設定。
- 単位例:
margin-left: 10px;
→ 左側の余白10ピクセル。margin-right: 10px;
→ 右側の余白10ピクセル。margin-top: 10px;
→ 上側の余白10ピクセル。margin-bottom: 10px;
→ 下側の余白10ピクセル。- 単位例:
px
、%
、em
、vh
(ビューポート高さに対する割合)。 - 使用例:
height: 300px;
→ 縦幅300ピクセルに設定。
- 単位例:
widthとmarginを使った中央配置の仕組み
CSSの以下の指定を使うと、横幅が固定されているボックスを中央に配置できます。
article { width: 600px; margin-left:auto; margin-right:auto; /*margin: 0 auto;*/ }
width: 600px;
- 横幅を600ピクセルに固定。
- この幅のボックスが中央に配置されるための基準となります。
margin: 0 auto;
- 上下の余白:
0
→ ボックスの上下に余白を設定しない。 - 左右の余白:
auto
→ 残りのスペースを左右に均等に割り当てます。 - 結果として、幅600ピクセルのボックスが画面中央に配置されます。
- 上下の余白:

詳しい解説は下記も参照してみてください!
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08 ホームページ基礎講座 CSSのwidthとmargin
今回はwidthを指定した際のmarginを使った中央の設定と、widthと同時に記述する際のborderとpaddingを入れるとwidthが大きくなることをしっかりと確認していきます。 HT...
見出し枠にborderを設定
section h1 { border: 1px solid #999; }
border: 1px solid #999;
: 見出しに薄い灰色の枠線を追加します。padding: 0.5em;
: 内側の余白を追加し、見出しを強調します。background-color: #f8f8f8;
: 見出しの背景に薄いグレーを設定します。
上記の設定は、見出し h1 要素に1px の黒の実線を外枠に書いています。その下のコードは同じh1 に記述しますが、sectionという親要素の中のh1 であるという指定になるので、全てのh1要素 が中央揃えになるとは限りません。この指定を親の中の子要素に指定する「子孫セレクタ」といいます。
h1とfooter をまとめて中央揃え
h1,footer{ text-align: center; }
行の中で中央に揃える「text-align:center」を使って中央に揃えます。その際、h1要素とfooter要素も同じ中央揃えなので、同時に指定する場合は、カンマ区切りで続けて書きます。この指定をグループセレクタといいます。
footerにmarginとpaddingを追加
footer { margin-top: 2em; padding: 1em 0; background-color: #4CAF50; color: white; }
margin-top: 2em;
: フッターとメインコンテンツの間に余白を追加します。padding: 1em 0;
: フッター内の上下の余白を設定します。background-color: #4CAF50;
: フッターの背景色を緑に設定し、強調します。color: white;
: フッター内の文字色を白に設定してコントラストを高めます。
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