Phoroahop レイヤースタイルを使って「プロフェッショナルな見た目」を作成!
Photoshopのレイヤースタイルは、デザイン作業を効率化しながら、プロフェッショナルな見た目を作るための強力な機能です。文字や図形、画像などのレイヤーに、影をつけたり、光沢を追加したりといったエフェクトを簡単に適用できます。この機能をマスターすれば、バナー作成やロゴデザイン、ウェブ用グラフィック制作の幅が一気に広がります。
レイヤースタイルって何?
レイヤースタイルとは、Photoshopのレイヤーに適用できる視覚効果のことです。効果をレイヤーに直接反映させるのではなく、あくまで「見た目」を変更するだけなので、元のデザインを保ったまま調整が可能です。また、適用したスタイルはいつでも編集や削除ができるため、柔軟なデザイン作業が可能です。
まずは文字を入力してレイヤースタイルの準備
レイヤースタイルを活用するには、まずPhotoshop上で適用する対象を用意する必要があります。最初のステップとして、文字を入力してレイヤースタイルを適用する準備をしましょう!
1.新しいドキュメントを作成する
- Photoshopを起動して、メニューから「ファイル」→「新規」を選択。
- 必要なキャンバスサイズを設定します(例:web最小 幅1024px × 高さ768px)。背景は「白」または「透明」を選択するとわかりやすいです。
- 「作成」ボタンをクリックして新しいドキュメントを開きます
2. テキストツールを選択する
- 左側ツールバーの「T」アイコン(テキストツール)をクリックします。
- キャンバスをクリックして、入力したい文字をタイプします。
- 例:「Welcome!」や「Portfolio」など、好きな文字を入力してください。
3. 文字のフォントやサイズを設定する
- 上部のオプションバーでフォントの種類やサイズを選択します。
- フォント:デザインのテーマに合ったものを選ぶ(例:見出しなら太字のフォント)。
- サイズ:キャンバスに収まる適切なサイズに調整。
- 色を変更したい場合は、オプションバーのカラーボックスをクリックして設定します。
- 動画では、フォントサイズ150px フォントArial Bold を選択しています。
4. レイヤーパネルを確認する
- テキストを入力すると、自動的にレイヤーパネルに「テキストレイヤー」が追加されます。
- このレイヤーを選択した状態で、次の操作に進みます。
5. レイヤースタイルを適用する準備
- レイヤーパネルの下部にある「fx」アイコンをクリックします。
- 「レイヤースタイル」メニューが表示されるので、ここから「ドロップシャドウ」や「ベベルとエンボス」などを選択して適用します。
- この時点では、まだ詳細な設定を調整しなくてもOKです。
レイヤースタイルの適用手順
レイヤーを選択
エフェクトを適用したいレイヤーをクリックして選びます。
レイヤースタイルを開く
メニューの「レイヤー」→「レイヤースタイル」から適用するエフェクトを選択するか、レイヤーパネル下部の「fx」アイコンをクリックします。もしくは、レイヤー名の右横をダブルクリックするとレイヤースタイルのダイアログボックスが表示されます。
効果を調整
各エフェクトのパラメータ(角度、不透明度、サイズなど)をスライダーで調整して、希望の仕上がりにします。
よく使うレイヤースタイルは?使い方も合わせて
ドロップシャドウ(影をつける)
レイヤーに立体感を与えるための効果です。影の方向や距離、不透明度を調整して、自然な仕上がりにできます。ボタンやテキストを背景から浮き立たせたいとき。
境界線(縁取り)
レイヤーの外側を指定した幅や色で囲む効果です。シンプルなデザインにアクセントを加えたり、視認性を高めるのに役立ちます。文字やアイコンを強調したいとき。境界線を2回使うことで、袋文字のような効果を与えてみましょう。
光彩(内側・外側)
レイヤーの外側や内側にぼんやりとした光を追加します。色やサイズを変えることで、幻想的な雰囲気やアクセントを演出できます。発光している文字やアイコンのデザイン。
ベベルとエンボス
表面に凹凸をつけて立体感を出します。スタイルや光源の角度を調整すれば、金属やプラスチックのような質感を作り出せます。立体的なボタンや装飾的な文字のデザインが可能です。
ここでは、長方形ツールを使って任意の長方形を描きました。そのレイヤースタイルを変更しています。
グラデーションオーバーレイ
レイヤー全体にグラデーションを適用します。色の組み合わせや角度を変えるだけで、シンプルなデザインが一気に洗練されます。背景や文字に色の変化をつけたいとき。
パターンオーバーレイ
レイヤーに模様やテクスチャを追加します。デフォルトのパターンだけでなく、自作のパターンも使用可能です。背景やアイコンにテクスチャを加えたいとき。
練習してみよう!
レイヤースタイルは、ベベルとエンボス・境界線が2回・グラデーションオーバーレイ・ドロップシャドウです