まだ画像がない?そんなときに便利なダミー画像生成ツールの紹介

Webサイトの制作を進めていると、まだ写真素材や本番用の画像が揃っていないという場面によく遭遇します。
特にクライアントワークや自社サイトの制作においては、「とりあえず仮画像でレイアウトだけ先に仕上げたい」というケースも少なくありません。
そんなときに役立つのが「ダミー画像ジェネレーター」です。あらかじめ決まったサイズや色、テキストを設定できるダミー画像を使えば、仮の状態でもしっかりとレイアウトやデザインを確認できます。
画像の差し替えも簡単なので、後から素材が揃っても作業を止める必要がなく、効率的にWeb制作を進めることができます。
なぜダミー画像が必要なのか?
Web制作の現場では、コンテンツの準備がすべて整ってから作業に入るということは少なく、多くの場合、画像やテキストは後から差し込まれることになります。そんな中でも、ページのデザインやレイアウトを事前に整えておくことは非常に重要です。
まず、ダミー画像を使えば、完成時の見た目を想定しながらデザインのバランスを確認することができます。画像のサイズや配置、テキストとの余白などを調整する際に、仮の画像があるだけで作業がスムーズになります。
また、クライアントとの打ち合わせや中間チェックの場面でも、「どこに画像が入り、どのように見えるか」を視覚的に伝えることができるのは大きなメリットです。本番画像がまだ用意されていなくても、ダミー画像を入れることで完成形に近いイメージを共有でき、認識のズレを減らすことができます。
さらに、画像が揃っていなくても、コーディング作業を先に進められるという点でも便利です。画像の読み込み、表示サイズ、レスポンシブ対応などの処理を、仮画像を使って先に組んでおくことで、後の差し替えが簡単になり、納期短縮にもつながります。
ダミー画像ジェネレーター
現在はさまざまなダミー画像生成サービスが公開されていますが、自分の制作目的に合ったツールを選ぶことがポイントです。Fukuokamiyakoが運営するKobeyaLabでは、Web制作者向けに特化した「ダミー画像ジェネレーター」を公開しています。
KobeyaLabのダミー画像ジェネレーター
KobeyaLabはさまざまなWEB制作に特化した便利ツールを公開しているジェネレーターズサイトです。以下のような設定が簡単に行え、すぐに画像を生成し、アドレスまたは、HTMLのimg要素をコピーできます。
- 背景色や文字の色を自由に指定
- 入力した文字を画像に表示
- 幅や高さのサイズを自由に設定。リアルタイムに変更
- サイズをダミー画像に表示したい際は、サイズを表示テキストにするにチェックを入れ「画像を更新する」ボタンをクリック
Web制作の現場で「こういう機能がほしかった」と思える、ちょうどいい便利さが詰まったジェネレーターです。
以下は、実際に「KobeyaLabのダミー画像ジェネレーター」を使っている様子です。

その他のジェネレーター
- LAZE SOFTWARE ダミー画像ジェネレーター
- WebsitePlanet.com ダミー画像生成ツール│モック用画像を作成する無料ツール
- develop.tools ダミー画像生成ツール
使い方のポイント
配置したいサイズに合わせる
ダミー画像を活用する際は、実際に配置したい画像サイズを意識して作成するのがポイントです。
たとえば、横1200px × 縦630pxのサイズは、TwitterやFacebookなどのSNSで使われるOGP(Open Graph Protocol)画像の標準的なサイズです。
また、ブログ記事内に挿入する画像であれば、800px × 400pxや600px × 300pxといった横長の比率がよく使われています。こうしたサイズを事前に確認しておくことで、後の差し替え作業もスムーズになります。
背景色と文字のコントラストにも注意
ダミー画像に文字を入れる場合、背景色と文字色のコントラストにも気を配りましょう。
色の差が小さいと、文字が読みづらくなってしまうためです。
KobeyaLabでは、背景色と文字色のコントラスト比をチェックできる「コントラスト比ジェネレーター」も提供しています。ダミー画像を作成する際に併用すれば、視認性の高い仮画像を簡単に作ることができます。
- ダミー画像を使えば、完成を待たずにスムーズにサイト制作を進められる
- 画像が揃っていない段階でも、プロらしい見た目に整えることができる