誰もが最初はわからない。独特のWebデザイン用語。どういう意味ですか?が聞けない時。

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デザインの現場やチームでの会話で、ふと「それって何のことだろう?」と思う瞬間、ありませんか?Webデザイナーやウェブ担当者が日常的に使う専門用語の中には、初心者には馴染みが薄いものや、聞き慣れない言葉がたくさんあります。でも、「これってどういう意味ですか?」と気軽に聞けない雰囲気だったり、今さら聞くのが恥ずかしいと感じることも…。

この記事では、初心者にとって意外と知られていないデザイン用語を解説しています。これを読めば、「あ、そういうことだったんだ!」とスッキリ理解できますよ。用語を知ることで、会話がスムーズになったり、デザインの基礎知識が身につくきっかけになるはずです。さっそくチェックしてみましょう!

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目次

デザイン技術や表現に関する用語

ここに「あしらい」を入れて

あしらいとは、デザインにちょっとした飾りや装飾を加えることで、全体の雰囲気や見た目をより良くするものです。たとえば、バナーの端に小さなイラストを添えるだけでも、デザインが華やかになったり、親しみやすさがアップしたりします。

メインになる文字や写真、ロゴなどの“主役”を引き立てるために使われることが多く、デザイン全体のバランスを整えたり、季節感やイベントの雰囲気を演出したりするのにも効果的です。たとえば、春なら桜のイラストを、クリスマスなら雪の結晶を使うと、季節のムードが一気に高まります。

また、ページに余白が多くて間が抜けた印象になっていると感じたら、あしらいを少し足してみるのも手。矢印やちょっとした線を配置するだけで、見てほしい方向へ自然に誘導することができます。ただし、入れすぎるとゴチャゴチャしてしまうので、あくまで“引き立て役”としてほどよく使うのがポイントです。

  • 背景に入れるパターンやモチーフ
  • 小さなイラストやアイコン
  • 線や点線、枠線
  • 葉っぱや波紋など、主役の要素周りを飾る抽象的なパーツ

この文字に「座布団」をしいて

座布団」は、文字やボタンなどを目立たせるために、その背景に入れる図形や色のことを指します。たとえば、文字の後ろに四角形や楕円を入れるだけで、背景に埋もれず読みやすくなります。

背景に写真や派手な色を使うと、文字が読みにくくなることがありますよね。そんなときは「座布団」を敷いてコントラストをつけてあげると、視認性がグッと高まります。また、ブランドカラーやよく使う形を「座布団」にしてあげると、デザイン全体に統一感も出ます。

  • ボタンの背景に敷いて目立たせる
  • キャッチコピーを置くときに後ろに敷いてアクセントにする
  • 「NEW」や「SALE」などのラベルに「座布団」を使って、商品画像に貼り付ける

「吹き出し」 のしっぽの向き

ふきだしの「しっぽ」は、誰が話しているのか、またはどの方向からの情報かを示す視覚的な要素です。吹き出し本体から三角形や矢印の形で伸びている部分を指しています。この「しっぽ」の向きが適切でないと、情報の伝わらなかったり、ユーザーが違和感を感じます。そのため、しっぽの向きや位置は、全体のデザイン意図に合わせてしっかり調整することが大切です。

「トンマナ」を合わせて

ブランドやデザインにおける一貫した「雰囲気」や「表現方法」を指します。これには、言葉の使い方やビジュアルのスタイル、色使い、フォント、写真の選び方などが含まれます。トンマナは、ブランドやプロジェクトが持つべき統一感を作り出し、ユーザーに対してブランドの価値や個性を伝えるために重要です。

  • トーン(Tone): 言葉や文章の調子や感情的な色合い。例えば、カジュアル、フォーマル、親しみやすい、専門的、楽しい、落ち着いたなど。
  • マナー(Manner): ビジュアルデザインのスタイルやアプローチ。色の使い方、レイアウト、フォントの選び方、画像のトーンなどが含まれます。

トンマナが確立されていることで、ユーザーはブランドやウェブサイトに対して一貫した印象を持ちやすくなり、信頼感やブランド認識が高まります。

ここ「長体」が、かかってるよ

長体(ちょうたい)とは、文字の幅を縦横比で調整することで、通常の文字に比べて横幅が狭く、縦に細長い見た目になった状態を指します。長体の反対語は「平体(へいたい)」で、横幅が広がった文字のことを指します。バナーなどでは長体かけた文字も使う場合がありますが、Webサイトデザインの場合、長体や平体を文字にかけることはありません。

  • 通常の文字:100%(縦横比)
  • 長体:80%(縦方向がそのままで横方向が80%に縮む)

4分空き」ね

文字間の細かい空間調整を指すタイポグラフィ用語。

  • 全角スペース(1字分)の半分が「半角空き」で、そのさらに半分が「しぶあき(四分空き)」。
  • 日本語組版で、見た目のバランスを整える際に使用。
  • : 句読点や括弧の外側に微妙な余白を作るときなどに活用。

「カーニング」入ってないよ

Webデザインの現場で使われる「カーニング(kerning)」とは、文字と文字の間隔を調整する作業のことです。特に、個々の文字ペア間のスペースを調整して文字列の見た目や読みやすさを向上させる目的で行われます。カーニングは、単なる装飾ではなく、タイポグラフィの基本的な要素の一つで、特にヘッダーやロゴ、キャッチコピーなど目立つ部分で重要です。

  • 文字の組み合わせによる見た目の違和感 「AV」や「To」のように、特定の文字ペアが標準の間隔では不自然に感じられる場合があります。カーニングによってこれらを調整。
  • ロゴデザインやタイトル ロゴやヘッダーの文字列はデザインの中心となるため、完璧なバランスが求められます。カーニングを微調整することで、文字の一体感を高めます。
  • 特定のフォント使用時 フォントによっては、デフォルトの文字間隔が最適でない場合があります。このときカーニングを調整。

注意点

  1. 過剰な調整は避ける
    カーニングをやりすぎると逆に不自然になることがあります。調整は控えめに行うのがポイントです。
  2. フォントごとの特性を理解する
    すべてのフォントがカーニングの調整を必要とするわけではありません。フォントの特性を理解して判断することが重要です。
  3. 全体のバランスを優先する
    個々の文字ペアだけでなく、文字列全体のバランスを考慮して調整する必要があります。

ここに「ダミーテキスト」いれといて

ダミーテキストは、本番用のテキストがまだ準備できていないため、一時的なテキストを配置してデザインの確認をしたい場合に用意します。下記のサイトなどは文字数を入れてダミーテキストを生成してくれます。

「トルツメ」って言ったよね?

Webディレクターから「トルツメ」と言われた場合、これは校正用語の一つで、主に文章の修正に関する指示です。具体的には、文章の中に不要な文字や言葉があり、それを削除して文章全体を詰めるように、という指示になります。

  • 削除する箇所を確認: どのような箇所を削除すべきか、指示を明確にする。
  • 文意が変わらないか確認: 削除することで文章の意味が通らなくなることがないか確認する。
  • 他の表現に置き換える: 削除する代わりに、より簡潔な表現に置き換えることも検討する。
  • デザインとの調整: 文章の長さがデザインに与える影響を考慮し、必要であればデザインの調整を行う。

ちなみに、「トルアキ」なんてのもあります。これは、トルツメの反対で、削除した部分をあけておく指示です。

ベクター」だから大丈夫

ベクター(Vector)とは、画像が数式パスで構成される形式のことです。ベクター画像は、線や曲線、形状などが数値によって定義されているため、拡大縮小しても画質が劣化しません。代表的なベクター形式には、SVG、AI(Adobe Illustrator)、EPSなどがあります。

ベクター画像は、ロゴやイラスト、アイコンなど、形状がはっきりしたデザインに適しています。ラスター画像に比べてファイルサイズが小さくなることも多いですが、複雑な色のグラデーションや写真のような表現には向いていません。

ラスター」だから気をつけて

ラスター(Raster)とは、画像がピクセルの集まりとして構成されている形式のことを指します。ラスター画像は、色と輝度を持つ個々の小さな点(ピクセル)が集まって、全体の画像を形成します。代表的なラスター形式には、JPEG、PNG、GIF、BMPなどがあります。

ラスター画像は拡大するとピクセルが目立ち、解像度に依存するため、サイズ変更や拡大には限界があります。一方で、複雑な色合いやディテールの表現が得意です。

ラスタライズ」しておこうか・・・

「ラスタライズ」は、画像処理の用語で、ベクター画像ラスター画像に変換する処理のことです。

  • メリット
    • 汎用性が高い: ほとんどのデバイスやソフトウェアで表示できる。
    • 編集機能が豊富: さまざまな画像編集ソフトで加工できる。
  • デメリット
    • 画質の劣化: 拡大すると画質が劣化しやすい。
    • ファイルサイズが大きい: 高解像度の画像はファイルサイズが大きくなる傾向がある。

アウトライン化」した?

Illustratorにおいて、文字などを、パスの状態に変換すること。納品する先や、印刷にまわす時に、相手が使用したフォントに対応できていないことを考えて、前もってパス化しておくこと。

いい感じの「マイクロコピー」ない?

バナーや、CTAのボタンの上に配置する文字列のこと、短く、明確に伝えることで視認性を高め、ユーザーの興味を引く効果があります。

  1. セールやキャンペーン
    • 「今だけ!最大50%オフ!」
    • 「期間限定、急いでチェック!」
    • 「限定クーポン配布中!」
  2. 新商品・新サービスの告知
    • 「話題の新作が登場!」
    • 「今すぐ予約受付中!」
    • 「これが次世代のスタンダード。」
  3. 行動を促すCTA(Call To Action)
    • 「詳細を見る」
    • 「今すぐ体験する」
    • 「無料で試してみる」
    • 「クリックして応募完了!」
  4. 特典やメリットを強調
    • 「送料無料キャンペーン中!」
    • 「会員登録で500ポイントプレゼント!」
    • 「初回限定でお得にスタート!」
  1. 安心感を与えるコピー
    • 「初めてでも安心のサポート!」
    • 「選ばれる理由がここにある。」
    • 「今すぐ始めても損しません!」
  2. 緊急性を出す表現
    • 「残りわずか!早い者勝ち!」
    • 「本日23:59まで!」
    • 「在庫切れ前に手に入れよう!」
  3. 感情に訴えるコピー
    • 「新しい毎日を、この一歩から。」
    • 「心が弾むデザインをあなたに。」
    • 「あなたの”欲しい”がここに。」

ウェブデザインの基礎構造に関する用語

OGP」に対応してね

「OGPに対応してね」と言われた場合、**OGP(Open Graph Protocol)**に基づいた設定を行い、ウェブページのリンクがSNS(TwitterやFacebookなど)でシェアされたときに、見栄え良く表示されるようにするという意味です。コードやデザインの考え方があります。

OGPとは?

OGP(Open Graph Protocol)は、SNSやメッセージアプリでWebページが共有されたときに表示されるタイトル・説明文・画像などの情報を制御する仕組みです。

このページ「レスポンシブ対応だから

レスポンシブ対応だからは、「異なるデバイス(PC、タブレット、スマートフォンなど)でも快適に閲覧できるようにデザインやコーディングを調整する必要がある」という意味です。下記の特徴があり、デザインの現場でもレスポンシブ対応のデザインが求められるのは通常のことになっています。

  • 1つのHTMLファイルで、CSSやJavaScriptを使って見た目を切り替える。
  • ブラウザのウィンドウ幅やデバイスの種類に応じて、レイアウトが動的に変化する。
  • メンテナンス性が高い(デバイスごとに別のページを用意する必要がない)。

クライアントやディレクターからの「レスポンシブ対応だから」と言われたら考えること

「レスポンシブ対応」の設計を行うには、デバイスごとにどの画面幅を基準にレイアウトを変更するか(=ブレイクポイント)を決める必要があります。

一般的なブレイクポイント例:

  • スマートフォン(~768px)
    縦長で1カラム中心のレイアウト。
  • タブレット(769px~1024px)
    横幅が広がり、2カラムや3カラムも視野に。
  • PC(1025px~)
    デザインの自由度が高く、大画面を活用。

レイアウト変更のシナリオを確認する

  • ナビゲーションバー
    PCでは横並び、スマートフォンではハンバーガーメニューに。
  • 画像のサイズ
    画面幅に合わせて縮小や拡大を行う。
  • テキストの可読性
    フォントサイズや行間を画面サイズに応じて調整。

ペライチのホームページを基にWordPressにしたい

ペライチとは?初心者でも簡単に「1ページ完結型のホームページ(ランディングページ)」を作れるツールをもとに作成しているページのことです。直感的な操作で作成できる反面、大規模なカスタマイズやページ構成にはあまり向いていません。

WordPressにしたい理由:

  • 1ページだけではなく、複数ページで構成されたサイトを運営したい。
  • ブログや新着情報の更新などを自分たちで柔軟に追加・編集したい。
  • デザインや機能をより自由にカスタマイズしていきたい。

ペライチのページをそのままコピーできるわけではないため、レイアウトや細かい仕様を作り直す必要があります。WordPressはカスタマイズ性が高い分、ペライチより設定や管理が複雑になる場合があるので、事前に「どんなページや機能が必要か」をしっかり洗い出しておきましょう。

ラフ案はあるから

「ラフ案あり」とクライアントに言われたら、クライアント側であらかじめ何らかのざっくりとしたイメージや下描きが用意されている状態だと考えましょう。たとえば手描きのスケッチや簡易的なワイヤーフレーム、パワーポイントのページ構成など、形はさまざまですが、完成度はまだ高くありません。

  • まずは確認: クライアントのラフ案がどれくらい具体的か、どの部分を大切にしているかをしっかりヒアリングしましょう。
  • 叩き台として活用: クライアントの意図やイメージを汲み取りつつ、プロの視点でブラッシュアップするとスムーズに制作が進みます。
  • 誤解がないように: 「これは単なるイメージです」と言われている場合でも、必要に応じて細部まで確認を行い、後々の修正を減らすことが大切です。

クライアントから「ラフ案あり」と言われた場合は、そのラフを見て、どの部分が“イメージ共有”のための情報なのか、どこまで具体的にレイアウトの指示があるのかをきちんと確認するといいですね。そこから、ワイヤーフレームをきちんと作り込み、サイト全体の構成を固めていくと、スムーズにデザイン制作へ移行できます。

ワイヤー(ワイヤーフレーム)もうちょっと細かく正確に描いて

ワイヤーフレームは、サイトやページ全体の大まかなレイアウト(どこに画像やテキストが入るか)を描いた図を“ワイヤーフレーム”または“ワイヤー”と呼びます。もっと詳細に、要素の大きさや配置、テキストの仮置き、行間や余白などを明確に、さらにキチンと整列してほしい、という指示です。ワイヤーは、ウェブページやアプリのレイアウトの設計図であるため、設計図だと意識して作成しましょう。

  • デザインや色を加える前のシンプルなページ構成図。一般的に線やボックスで描かれる。Figma/XD/Excel/PowerPoint 手書きなどツールはさまざま。
  • レイアウトや情報の優先順位を早い段階で確認すること。
  • : ページのどの部分にヘッダー、本文、ボタンなどを配置するかを決める際に使用。

ワイヤーフレームをもとに「デザインカンプ」をお願いします。

デザインカンプ(Design Comp)は、ウェブページやアプリの最終的なデザインを詳細に表現した静的なビジュアルのモックアップのことです。ワイヤーフレームがレイアウトの構造に重点を置いているのに対し、デザインカンプは色、フォント、画像、UI要素など、デザインのすべての要素を含み、完成形に近いビジュアルを示します。

デザインカンプは、クライアントやチームメンバーとデザインの確認を行うために使用され、開発に進む前の最終承認を得るための重要なステップとなります。ツールとしては、Adobe PhotoshopやFigma、Sketchなどがよく使われます。

  • ワイヤーフレームを基にして、色、フォント、画像などを含めた完成形に近いデザイン。
  • クライアントやチームメンバーに最終的なデザインのイメージを伝えること。
  • : PhotoshopやFigmaなどのデザインツールを使って作成。

「ランディングページ」を作成してください。

ランディングページ(Landing Page)の略称。訪問者が最初に到達するページ。特に広告や検索エンジンからの流入を目的とする単一ページを指すことが多い。

  • LPは通常、ランディングページを指すが、特に縦に長いページ構成のものを指すことが多い。
  • 商品紹介やキャンペーン用ページとして、訪問者に特定のアクションを促す。
  • 購入、資料請求、登録などのコンバージョンを狙う。
  • : 広告リンクから遷移する「限定キャンペーン紹介ページ」。

UI/UXに関連する要素

「UIデザイン」に配慮して

UIデザイン(ユーザーインターフェースデザイン)は、ユーザーがアプリやウェブサイトとやり取りする際の「見た目」や「操作感」を設計する作業です。

  1. 視覚的要素
    • フォントアイコンボタンなど、ユーザーが目で見て理解できるものを使って、情報を整理します。
  2. 使いやすさ
    • 操作が直感的で、誰でも迷わずに使えるように設計します。ボタンを押す場所や、メニューの配置など、ユーザーの行動を考えて決めます。
  3. 一貫性
    • アプリやサイト内でのデザインが統一されていると、ユーザーは混乱せず、安心して使えます。たとえば、同じ種類のボタンは同じ色や形にすることが重要です。
  4. 反応速度
    • 操作した際にすぐにフィードバック(反応)が返ってくることも大切です。たとえば、ボタンを押すと色が変わったり、何かが動いたりすることで、ユーザーは「動作が認識された」と感じます。

「UXデザイン」を考えて

UXデザイン(ユーザーエクスペリエンスデザイン)は、ユーザーがアプリやウェブサイトを使ったときに感じる「体験」全体を設計する作業です。UIデザインが見た目や操作感に焦点を当てるのに対し、UXデザインは「使いやすさ」や「満足感」を重視します。

  1. ユーザーのニーズを理解する
    • UXデザインは、ユーザーが何を求めているかを把握することから始まります。リサーチやインタビューを通じて、ユーザーがどんな問題を解決したいのかを知ることが重要です。
  2. 使いやすさ
    • ユーザーが目的を達成するために、簡単に操作できるように設計します。直感的で迷わずに使えるインターフェースが求められます。
  3. 情報の整理
    • 必要な情報や機能が分かりやすく整理されていて、どこに何があるのかがすぐにわかることが大切です。
  4. 感情的な満足感
    • 使っていて楽しい、気持ちよく感じることもUXの重要な要素です。デザインの美しさや反応の速さなどもユーザーの満足感を高めます。

コンポーネント化しておいて

「よく使うパーツをまとめて再利用できるようにしておいて」という意味です。たとえばボタンやアイコンなどを頻繁に使う場合、コンポーネントとして登録しておけば、後から修正やデザイン変更が必要になったときも、一括で管理できてとても便利なんです。

  • ボタン: 角丸や色、テキストのスタイルがすべて同じボタンを、コンポーネントとして作っておく。
  • カードやお知らせ枠: タイトル、説明文、画像スペースなどが決まったレイアウトをコンポーネントにしておけば、何度も同じ形を作り直す手間が省ける。
  • 一括で変更できる: コンポーネントの“親”を修正すると、その“子”である各パーツも自動で更新されるので、たくさんのページがあってもラクにメンテナンスができる。
  • デザインの統一感: 似たような要素なのにバラバラにならず、サイト全体で同じ見た目・ルールを保てる。

スマホは「ハンバーガーメニュー」で

3本線で表されるアイコンをクリックまたはタップするとメニューが展開されるUI要素。

  • 主にスマートフォンやタブレットなどの狭い画面でメニューを省スペースで表示するために使用。
  • ユーザーの操作をシンプルにし、画面スペースを有効活用する。
  • メリット: 画面がすっきりする。コンテンツの邪魔をしない。
  • デメリット: メニューが隠れるため、ユーザーが気づかない場合がある。
  • : スマートフォン用ウェブサイトやアプリで、多くのメニュー項目を収める際に使用。

ここは「タブ」形式で

複数のコンテンツを切り替えるためのUI要素。

  • ページの一部分にタブ形式のメニューを設置し、クリックやタップで関連する内容を表示。
  • 一画面内で複数の情報を整理し、ユーザーが簡単に切り替えられるようにする。
  • メリット: コンテンツをコンパクトにまとめられる。
  • デメリット: タブが多すぎると混乱を招く。
  • : 商品詳細ページで「説明」「レビュー」「仕様」などのセクションを切り替える。

ここの記事が入っていますが、上のタブ2をクリックすると内容が変わります。

トップページは「スライダー」または「スライドショー」にしたいな

画像やテキストが自動または手動で横にスライドする表示形式。

  • 写真やバナー、プロモーション情報を順に表示するデザイン。
  • 限られたスペースで複数の情報を視覚的に伝える。
  • メリット: ダイナミックで目を引きやすい。
  • デメリット: スライドが早すぎると読めない、遅すぎると退屈に感じる場合がある。
  • : トップページのキービジュアルとして新商品やキャンペーンを紹介するカルーセル型スライダー。

写真は「モーダル」にしたい

ポップアップ形式で画面の上に表示されるUI要素。

  • 特定の操作や情報をユーザーに提示する際に使用。元の画面を薄暗くすることでモーダルが強調される。
  • 重要なメッセージや確認を目立たせる。
  • メリット: ユーザーに注意を促せる。
  • デメリット: 意図しない場面で出現すると、ユーザーにストレスを与える。
  • : サイト離脱時に表示される「メール購読の案内」や「ログインフォーム」。

「フラットデザイン」でいきます

装飾を排除したシンプルでミニマルなデザインスタイル。

  • 立体感や影、グラデーションを使わず、平面的な要素を組み合わせたデザイン。
  • メリット: クリーンでモダンな印象を与える。表示速度が速い。
  • デメリット: 単調に見える場合がある。
  • : iOS 7以降のAppleのデザインや、Googleのマテリアルデザイン。

視覚的要素に関する用語

トップページの「ファーストビュー」が切れてる

ウェブページを開いた際、スクロールせずに最初に見える領域のこと。

  • ユーザーがサイトを訪問して最初に目にする部分で、サイトの第一印象を決める重要なエリア。
  • 訪問者に強い印象を与え、次の行動(スクロール、クリック)を促す。
  • キービジュアル、キャッチコピー、主要なナビゲーションリンクなどが含まれる。
  • : ECサイトで「セール中」や「送料無料キャンペーン」を目立つ形で配置。

「キービジュアル」が弱い

ウェブサイトや広告の印象を左右する大きなビジュアル要素。

  • 主にウェブサイトのトップページで、最初に目に入る画像や動画、キャッチコピーのこと。
  • 訪問者にサイトやブランドの雰囲気やメッセージを瞬時に伝える。
  • 高解像度の画像や動画が使われ、ブランドのイメージを強く打ち出す。
  • : ファッションブランドのサイトで、最新コレクションを大きな画像で紹介。

グローバルナビゲーション」を中央に配置してみる?

サイト全体の主要なコンテンツにアクセスできるメニュー。

  • ページ上部または側面に設置され、全ページで共通して表示されるナビゲーションバー。
  • サイト内の主要なカテゴリーやページに素早く移動できるようにする。
  • 一般的に「ホーム」「製品一覧」「会社情報」「お問い合わせ」などのリンクが含まれる。
  • : 横並びのメニューリンクや、ハンバーガーメニュー形式で展開されるもの。

パンくず(パンくずリスト)」をつけてね

現在のページ位置を階層構造で表示するナビゲーション。

  • ユーザーがどのページにいるのかを階層的に示すためのリンク付きテキスト。
  • サイト内で迷わずに上位ページや関連ページへ移動できるようにする。
  • SEOにも効果があり、検索エンジンにページ構造を伝える役割もある。
  • :ホーム > 商品一覧 > カテゴリー > 商品詳細

タイポグラフィ・配色・スタイル

カラーハーフトーンをPhotoshopで作っておいて

カラーハーフトーン(Color Halftone) は、画像やデザインを小さな点(ドット)で見せる手法です。Photoshopではフィルター効果「フィルター」→「ピクセレート」→「カラーハーフトーン」)を使って作成できます。

WordPress内で「デュオトーン」を使ってね

デュオトーンとは、簡単に言うと、画像に2色を当てて、その画像の雰囲気をガラリと変えることができる機能です。例えば、モノクロ写真にカラフルな2色を当てて、レトロな雰囲気を出したり、普段使いの写真をシックな雰囲気に変えたりすることができます。

いい感じの「テクスチャ」ないかね〜

「デザインに使える質感や背景用の画像素材を探して提案してほしい」という意図。おもに背景画像のことを指します。

「テクスチャ」とは、デザインの背景や要素に質感を加えるための素材のことです。

  • 布、紙、木材、石、金属などの質感。
  • グランジ、ノイズ、幾何学模様などのパターン。
  • フラットや半透明なデザインの背景として利用。

テクスチャを使うメリット

  1. デザインに立体感や奥行きを与える。
  2. 単調な背景をおしゃれに見せる。
  3. 特定の雰囲気(レトロ、モダン、ナチュラルなど)を演出する。

テクスチャを直接背景として使うだけでなく、不透明度を下げたり、カラーオーバーレイをかけてカスタマイズすると「よりいい感じ」に仕上がることもプロっぽいです✨

テクスチャ素材を探す

  • Unsplash
    高品質の写真。ナチュラル系テクスチャに最適。
  • Pexels
    多彩なフリー素材を提供。木目や布地の質感が充実。
  • Textures.com
    専門的なテクスチャ素材。壁紙や金属の質感などが豊富。
  • Subtle Patterns
    ミニマルなパターン系のテクスチャが手に入る。
  • Freepik
    ベクター系や装飾的なテクスチャを探すのに便利。

タイポグラフィー」に配慮してくれる?

文字を使ったデザインの技術や手法。

  • フォントの選択、文字の配置、間隔、サイズ、色など、文字に関するあらゆるデザインのことを指す。
  • 情報を効果的に伝えると同時に、美しいデザインを作り出す。
  • 読みやすさと視覚的な魅力を両立させる。
  • : 雑誌の見出しで文字を大きく太くし、本文では読みやすいフォントを選択。

ドロップシャドウ」少しだけかけて

要素や文字の背後に微かな影を追加して立体感や視認性を向上させる処理を求められています。具体的には、控えめな影をデザインに適用して目立たせすぎず、デザイン全体と調和させるようにするのがポイントです。

ドロップシャドウとは? ドロップシャドウは、文字やオブジェクトの下に落ちるのことです。深みを加えたり、要素を背景から浮き立たせるために使われます。

バリアブルフォント」って便利だよね

1つのフォントファイル内で複数のスタイルや重さを調整できるフォント形式。

  • フォントの太さ、傾き、幅などを自由に調整できる革新的なフォント技術。
  • フォントファイル数を削減でき、ウェブサイトの表示速度を改善。
  • ウェブデザインやアプリで柔軟なデザインが必要な場合に適している。
  • : Google Fontsの「Roboto Flex」はバリアブルフォントを活用。

サムネイル」にした時に文字が切れてるよ

コンテンツを簡単に視覚的に表すための小さい画像。

  • 画像や動画の縮小版で、クリックやタップすることで詳細が表示される。
  • ユーザーが内容を一目で把握できるようにする。
  • ギャラリー、動画プラットフォーム、ECサイトの商品一覧など。
  • YouTubeの動画一覧で表示される小さな画像。

コントラスト比」がなってない

要素間の視覚的な違いを指し、主に色や明暗の差を意味する。

文字のコントラスト比とは?

文字のコントラスト比とは、文字色(テキスト)と背景色との明暗差の度合いを数値で表したものです。ウェブデザインやグラフィックデザインにおいて、視認性を確保するために重要な基準となります。

なぜコントラスト比が重要なのか?

  • 可読性の向上: コントラストが十分でないと、文字が背景に埋もれて見えにくくなります。特に、小さい文字や細いフォントではコントラスト比が視認性に大きな影響を与えます。
  • アクセシビリティの向上: 色覚障害のある方や視力が弱い方にも情報を正しく伝えるために、適切なコントラスト比が求められます。
  • 基準の遵守: ウェブコンテンツアクセシビリティガイドライン(WCAG)では、文字のコントラスト比に関する基準が定められています。

WCAGの推奨基準

WCAG(Web Content Accessibility Guidelines)では、以下のコントラスト比が推奨されています:

  • 通常の文字サイズ(18pt未満): コントラスト比 4.5:1 以上
  • 大きな文字サイズ(18pt以上または太字で14pt以上): コントラスト比 3:1 以上

コントラスト比の計算方法

コントラスト比は、文字色と背景色の輝度(明るさの値)を使って以下の数式で計算されます:scssコードをコピーする(明るい色の輝度 + 0.05) ÷ (暗い色の輝度 + 0.05)

  • 輝度は、色のRGB値を元に計算されます(輝度計算には公式が使用されます)。

実践例

  • 適切な例: 黒い文字(#000000)に白い背景(#FFFFFF)→ コントラスト比 21:1(十分な差)。
  • 不適切な例: 薄い灰色の文字(#AAAAAA)に白い背景(#FFFFFF)→ コントラスト比 1.5:1(低すぎる)。

著作権

ウォーターマーク入っていていいから

「ウォーターマーク入りでいいから」と言われたときは、ざっくり言うと「仮に使う写真にロゴや透かし文字(=ウォーターマーク)が残っていても気にしなくていいよ」という意味です。ウォーターマークとは、写真や画像にロゴや文字などを重ねて入れたもので、著作権の保護や出どころの明示のために使われます。
デザインの初期段階では、実際に購入やライセンスを取得する前の素材を使うことがあるので、最終的に正式な画像に差し替えるまでのイメージ確認用として、ウォーターマーク入りのまま使ってもいいというわけです。

このテーマ「GPLライセンス」なんかね?

Webディレクターから「GPLライセンスなんかね?」と言われた場合、それは使用するツールや素材(テーマやプラグイン、コードなど)がGPLライセンスの条件に適合しているかどうかを確認したいという意図です。

そもそもGPLライセンスとは?

GPL(General Public License)は、オープンソースソフトウェアの利用・改変・再配布を自由に許可するライセンスです。

  1. 改変したコードや派生物もGPLで公開する必要がある
    → 使用者に同じ自由を保証するため。
  2. 著作権表記やライセンス情報を削除しない
    → 元の著作権者への敬意を保つ。
  3. 無料での配布義務はない
    → 改変したソフトウェアを販売することも可能。

GPLライセンスの素材は「自由に使えるけどルールを守ってね」というものです。「自由に使えるから安心して!」とクライアントやチームに説明する際にも便利です。

「クリエイティブ・コモンズ」を調べておいてね

「クリエイティブ・コモンズ(Creative Commons)」について調べておくよう言われた場合、それはWebデザインに使用する素材(画像、音楽、動画、イラストなど)のライセンスに関する知識を確認しておいてほしいという意味です。クリエイティブ・コモンズは、素材の「使っていい範囲」と「条件」を示したライセンスです。クレジット表示や商用利用の可否などを確認し、条件を守れば無料で安心して素材を使えます。

クリエイティブ・コモンズとは?

クリエイティブ・コモンズ(CC)は、著作権者が自分の作品をどの範囲で利用できるかを明示するためのライセンスです。これにより、著作権を持ちながらも一部の利用を自由に許可できます。ライセンスにはいくつかの種類があり、それぞれ使用条件が異なります。

主なクリエイティブ・コモンズの種類

  1. CC BY(表示)
    • 利用条件: 著作権者の名前やクレジットを表示すること。
    • 利用可能: 商用利用や改変も可能。
  2. CC BY-SA(表示・継承)
    • 利用条件: クレジットを表示し、改変後も同じCC BY-SAライセンスで公開すること。
    • 利用可能: 商用利用や改変も可能。
  3. CC BY-ND(表示・改変禁止)
    • 利用条件: クレジットを表示すること。ただし改変は不可。
    • 利用可能: 商用利用は可能だが、改変は禁止。
  4. CC BY-NC(表示・非営利)
    • 利用条件: クレジットを表示し、非営利目的でのみ利用可能。
    • 利用可能: 改変は可能だが商用利用は不可。
  5. CC BY-NC-SA(表示・非営利・継承)
    • 利用条件: クレジットを表示し、非営利目的でのみ利用可能。改変後も同じライセンスを適用。
  6. CC BY-NC-ND(表示・非営利・改変禁止)
    • 利用条件: クレジットを表示し、非営利目的のみで利用可能。改変は禁止。
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